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VOL.119 「いらか会」に行ってきました

「都の西北 早稲田の森に 聳ゆる甍は われらが母校・・・」
一次会の締めでは、必ずこの歌声が響き渡ります。
二年毎に開催される国文科の同期会、「いらか会」です。

今回は母校の校友会館タワーにあるレストランが会場でした。
30数名が集まり,一次会はまずおいしい料理をいただきながらの近況報告。
様々な話題が登場し、当然、老いの話も加わってきますが、みんな元気です。

 
 

15階の見晴らしの良い窓から母校全景を眺めていると、あの頃が思い出されます。
緊張した入学式の舞台となった大隈講堂。
いろいろな展覧会などを、今でも楽しませてくれる演劇博物館。私の入学が決まった時、父の知り合いの教授が校内を案内してくださったのですが、一番初めに連れて行ってくださったのもここでした。

21号館裏の部室や稽古場・・・。穴八幡。高田牧舎・・・。
数え上げれば限がありませんが、先日少々残念なことがありました。
誰もがお腹を満たしに行ったことのある「三朝庵」と言うお蕎麦屋さんの前を通ると、「ながい間、お世話になりました・・・」というような張り紙がしてあったのです。100年以上続いた歴史に幕を下ろしたのですね。
「・・・そういえば、お蕎麦もだけれど、カツ丼がおいしかったね!」との共通の思い出話に盛り上がったことでした。

先日のHC塾で原島教授がこんなことを教えてくれました。
天台宗の僧侶でもあり、小説家、参議院議員でもあった“今東光”がこのようなことを書いている、と。
 「 人生は冥土までのひまつぶしや
   上等なひまつぶしをしよう     」
本当に、ここで過ごした4年間、上等な楽しい“ひまつぶし”をさせていただきました。
そして、一緒にひまつぶしをした仲間たちと、60年近く経った今も、こうしてうれしいひまつぶしをさせてもらっている事に涙が出そうでした。

母校にも、仲間たちにも、周辺のお店にも、感謝の想いで一杯になった一日でした。
(2019年6月10日)