Back Number Vol.54~85 

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コラム「立石かずこのフェイスストレッチング」の
バックナンバーVol.54~85の掲載ページです。
(2014年1月~2016年8月分掲載)


立石かずこプロフィール


・株式会社パーソナルカラー研究所スタジオHOW専務取締役
・フェイスストレッチング協会代表
・ビジネスマナー指導協会認定講師 ・日本顔学会会員
・カラー&イメージコンサルタント
・日本パーソナルカラー協会監事
・日本色彩学会会員

 
 
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皆様にとりまして幸多き一年となりますよう
心からお祈りいたします

このページをいつもご覧くださっている皆様、
本年も様々な情報をお届けしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。



スタジオHOWのフェイスストレッチング部門としても、フェイスストレッチング協会といたしましても、昨年は大変忙しい一年を過ごしましたが、今年も新春早々慌ただしい年となりそうです。
修了生の方々からの報告を伺いましても、この分野が様々な方面で活用されてきているのを感じます。
講師養成講座などでも「様々な知識、情報を仕入れておくことが、セミナー・講座をふくらませ、魅力的に仕上げていくことになるのですよ」と申し上げているのですが、どのような分野であってもそれが講師の条件なのでしょう。 また、新しい知識や情報を仕入れること自体が本人にとっても楽しいですよね。

そう言えば、先日面白い本を見つけました。
孫たちにちょっとプレゼント、と思って注文したのですが、大人が見てもなかなか楽しい本なのです。

漢字学者の白川静博士がそれぞれの漢字の由来、使い方などについて研究した ものを下に関係者によって出版された「~白川静文字学に学ぶ~漢字成り立ちブック」というタイトルの本です。
小学校で学ぶ1006文字が学年ごとに一冊ずつに分けられ、その成り立ちや繋がりについてわかりやすく解説してあります。
絵→古代文字→楷書と掲げることでその文字の大本がわかりますし、音読みも訓読みも、また簡単な意味を伝える早わかり言葉も、楽しく1ページの中に収められています。
例えば、今の時期ならば「春」という漢字はどなたもお使いになりますね。 これは2年生で学ぶ漢字なのですが、下記のように解説されています。

むかしのかん字

『ふゆのあいだ、くさのいのちは、土のなかで、ぎゅっと、にぎりしめたようになっている。
春になると、お日さまがかがやいて、そのくさが、めをだすんだ。
春(はる、シュン)の、むかしのかん字を見てごらん。
わけると、くさと、日と、屯(とん、チュン)。屯は、糸をむすんだかたちの字。』

そして、早わかり唱え言葉や書き順と画数、用例 が添えられています。

このようにして改めて漢字を見ますと、日常生活の中で何気なく使っている漢字に何故か親しみを感じます。
古代文字は誰がこのように表したのでしょう。
納得しました!と笑ってしまう文字もあります。
今まさに新しい漢字に次々と出会っている小学生の孫達はどのような興味・親しみを感じ、自分の中で育てて行くのでしょうか。

何年か経ったら、それとなくちょっとチェックしてみたいと、好奇心いっぱいのおばあちゃんは目論んでいます。
新年早々何を思っていることやら・・・。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(2014年1月7日)

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せめて新年のお年玉に・・と、先日新派の初春公演を観てきました。
「明治一代女」川口松太郎の傑作で新派の代表作のひとつになっている演目です。花柳章太郎や先代の水谷八重子が健在の頃にはよく明治座あたりに足を運んだのですが、このところあまりご縁がありませんでした。
波乃久里子のお梅を始め、現在の新派を担っている方々の熱演で、終演時にはお客様からの惜しみない拍手が送られました。
歌舞伎とも新劇とも異なる様式美と写実表現を合わせたような新派の俳優の方々の表現に、私もうっとりと満足したことでした。


話は変わりますが、以前にも書いたことがあったでしょうか。
私は講師の資格を取った方々に「講師というのは役者なのよ。その時々の受講生・お客様に受け入れられるような表現を考えていかなければいけないのよ」と申し上げています。
現在携わっているある企業の仕事の中で、様々な立場の方との接点があるのですが、やはりそれぞれに必要な演じ方をしている様が見られて、楽しませてもいただいております。
(ゴメンナサイ!)
硬い会社勤めであっても、自由人的な仕事であっても、皆役者なのですね。 無意識に演じていらっしゃる方も、意識していらっしゃる方もいるのでしょうけれど。
「サロメ」のセリフではないですが、どこまでベールを脱いだら本当の自分がいるのかわからなくなってしまうかしら。

最近、新聞の社会面に掲載される記事の中に小汚い(?)と言いたくなるような事件がよく見られます。人間関係がうまくいかない?・・というほど深い根を持った裏側が察せられることでもなく・・。他人には計り知れないことなのかもしれませんが、お互いにもう少しうまい役者であったら、そのようなことにはならなかったのではないか・・と思ったりします。

そう言えば、政治家等は最も自ら意識している役者なのでしょうね。 さて、9日に投開票の行われる東京都知事選挙は、いかがな結果が出るのでしょう。
(2014年2月7日)

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ただ今進行中のNHK朝の連続テレビ小説は、ちょうど戦時中の食糧難を背景にしています。
  あの時期を体験した者にとっては、切なく思い出される事が多々あります。
食べ物に絡む思い出が他のことより実感をもって思い出されるのは、立石が食いしん坊だから、というだけではありませんよね。
結局、食べることは、生きるということ、命を育むという点において本当に大事なことなのですね。今のように何でもアリの世の中では、その有難みが意識から飛んでしまっているように思います。
先日もとても美味しいお寿司をご馳走になる機会があり、大いに満足した帰り道、今晩の記憶はどのくらい持ちこたえるのかしらと、見当はずれのことを熱心に考えておりました。

お寿司の素材もその噛みごたえによって、味覚に訴えかけてくるものが異なります。
戦後すぐの小学校の給食時、担任の先生が「よく噛んで、しっかりと味わいながら食べるのですよ」と言っていらしたのが思い出されました。味わうというような時点の食材ではありませんでしたが、成長期の子供のお腹を充分に満たしてくれたことは本当に有難いことだったのですね。


何やら古い「噛み話」に頭が行ってしまっておりますが、しっかりと噛んで食べることは味わう上でもとても大切なことです。 それを担っているのが咀嚼筋と呼ばれる筋肉で・・と、いきなり我らが分野に頭が戻ってきてしまいましたが、現在の幸せな世の中では「噛む」という行為は「食材を味わい、体を作り上げていく上で」という以外に、異なった観点からも注目されております。
・ 口の周りの筋肉に力をつけることは、様々な美容上の効果があります。
・ 口の周りの筋肉を鍛えることが、健康維持にも大きく関わっていきます。

上記の目的について詳しくご説明する機会はまたいずれ設けますが、その咀嚼筋を鍛えるエクササイズをちらりと載せておきます。

■あごのラインを整える(あごのたるみを取り、横顔を引き締める)

 ① 奥歯を強く噛みしめる     3秒
 ② そのままで          5秒
 ③ 自然の状態にもどす      3秒
(3回繰り返します)

■あごのラインを整える(あごのゆるみ、たれ下がりの予防)

 ① 顔をやや上向きにして、歯を強く噛み合わせる  5秒
  (側頭筋の動きを確認する)
 ② そのままで                  5秒
 ③ 噛み合わせをゆるめながら、自然の状態にもどす 5秒
(3回繰り返します)

■顔を小さく引き締める(二重あごをなくす)

 ① 下あごを前に突き出す    3秒
 ② あごを右に水平に動かす   3秒
 ③ そのままで         3秒
 ④ 同様に左に水平に動かす   5秒
 ⑤ そのままで         3秒
 ⑥ 自然の状態にもどす     5秒
(3回繰り返します)


これをご覧になってお解りのように、しっかりと噛むというその事が咀嚼筋を鍛えることになるのですよね。もちろんそれ以外の口周辺の筋肉も絡みますが。

美容上の効果上げる為にも、健康維持にも、しっかりと口の周りの筋肉を使いましょう。 (2014年3月10日)

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3月末、4月初め、と続けて半蔵門に行く機会が有り、ここまで来たのならやはりちょっと・・とお濠端まで足を伸ばして散策しました。
当然、桜見物が目的だったのですが、最初の時にはまだつぼみが固く、4月に入ってから行った時には、桜吹雪が体中にまとわりついて来る状況でした。
今年の春は天候が不安定で、雨の日や風の日が多く、それでなくても期間の短い桜にとっては慌ただしい「我が世の春」でしたね。

「近代化された大都会東京」とイメージすると、緑や水は浮かんでこないのですが、以外に緑も多いですよね。 特に皇居周辺は、遠くの高層ビルを背景に「水、緑、石垣」が悠然と位置を占めて、しばし時を忘れさせてくれます。
そこに華やかに桜が加わると、思わず歴史上の「花見の宴」が思い出されたりします。

さて、そのような時期に、花見の風情とはちょっと異なりますが、いつもこのコラム欄を読んでくださっている方から「今月は噛む事の続きを書いてくださるのですよね」とメールが入りました。

では、桜の話題は置いておいて、噛むことに触れましょうか。
噛むことも消化作用だけでなく、美容上も健康上も絡みますよ、とよく申し上げておりますが、今回は健康面の発展篇とでもいえる情報です。

フェイスストレッチングは、ありがたいことに様々な方面に活用していただき、またそのような方面からの情報もいろいろ頂戴しております。

帝京大医学部耳鼻咽喉科名誉教授であられた石塚洋一先生は「いびき博士」とも呼ばれ、無呼吸症候群の治療で有名な方です。
その治療に関して「呼吸に関わる筋肉の老化を遅らせるために、フェイスストレッチングもよいでしょう」と、雑誌の記事に記載してくださったこともあり、有り難く拝見したことでした。
その石塚先生がお送りくださった雑誌掲載記事と著書の中からガムに関する話題を二つ。

まずは「ガムを噛むことが耳鳴り、難聴に大変有効です」とのこと(雑誌「壮快」2011.6より下記抜粋)
「耳鳴り、難聴の原因はまだ充分に解明されていません。しかし私は耳の周辺の筋肉が衰えて内耳の血液循環が悪くなり、そのために聴覚機能が正常に作用しなくなるのではないかと考えています。
ガムを噛むと、食事をするときよりも余計にあごに力が入ります。ですから、ガムはあごの筋肉、つまり耳周辺の筋肉を鍛え、内耳の血液循環を改善するのにとても有効です」と書いていらっしゃいます。
ガムを噛むというような光景は若者のもののように思いますが、高齢者ほどガムを噛んだほうが良いのですね。当然消化作用も良くなりますし。

もう一つ「ガムで花粉症はここまで治る」という先生の著書をお送りくださったことがありました。(ハート出版 1997,3)
日常生活の中でのいろいろな注意事項なども書かれていますが、「憂鬱なシーズンに、如何に症状を軽く押さえ、楽しく過ごすかを考えましょう。」ということで、「①手軽にできる ②症状の改善に確かな効果が有り ③しかも副作用が全くない」という条件にあてはまる改善法として、ガムを噛むことが挙げられています。
本一冊ですので、詳細をまとめて記載することはとてもできませんが、目次あたりから拾っていくと、
・ 「ペパーミント」の二つの抗アレルギー作用
・ 「メントール」の吸入作用
・ 「咀嚼運動」が花粉症を軽くする
・ ただし「ガム療法」はあくまでも補助療法と捉えてください
と、「脳も活性化される」など興味津々の話題も含めて記載されています。

ガム屋さんの宣伝ではありませんが、ちょっと魅力的な話題です。
筋肉運動が本当に様々なことに関係していることはご理解いただけますね。

この他にも、眼科、歯科とさまざまな医学分野の先生方からのご親切なバックアップが有り、フェイスストレッチングの講師たちも話題の幅を広げて行っております。

(花曇りの日だったので、お濠端の写真が暗くてごめんなさい)
(2014年4月10日)

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菱田少学校に入学した頃

菱田少学校に入学した頃

明日は「母の日」ですね。
母としてプレゼントをもらう方、母への贈り物をする方、両方の忙しい方。 平和な世の中を感じます。


今月下旬で百歳になる母と暮らしています。
来月初めに区長さんが自らお祝いに来てくださるとのこと。
その前にプロフィール・経歴といったようなものを送って欲しいと区役所から連絡がありました。

普段は忘れてしまっている様々な昔が思い出されました。
母についての思い出が鮮やかに蘇ってくるのは、第二次世界大戦の末期に千葉県山武郡千代田村に疎開をしたころのことです。
歌舞伎の仕事をしていた父は慰問団で国内外各地を巡り、叔父は兵隊として召集された状況下で、双方の祖母二人と5歳の一人っ子の私を連れての疎開でした。
今思えば、当時の主婦としては大変な決断だったでしょう。
馬に引かれた荷車に乗せられ、三里塚の桜並木の下を通ったことが思い出されます。

疎開先の住まいは農家の離れ家で、広い土間には蚕棚が並んでいました。
食料の確保も大変だったのではないかしら。手に入れた生卵を大事そうにチューチュー吸わせてくれたこともありました。
焼夷弾が東京方面の空で光りながらパラパラと降っていたのも忘れられない光景です。

私は菱田小学校に入学しました。登下校の時などは、当然よそ者の子供へのからかいや、いじめもあり、山道経由の学校まで母が送ってくれたこともありました。担任の石井先生もとても優しくして下さり、東京に戻りましてからもしばらくの間、文通が続いておりました。

シベリヤ抑留から奇跡的に戻ってきた叔父を迎えたのもこの家で、汚れたリュックの弟を抱きしめていた姿が思い出されます。
東京に戻ったのはそれから間もなくだったでしょうか。
東京大空襲で菊川町の妹夫婦を亡くす、という悲しみもその間にありました。

東京に戻ってしばらくは、どこの主婦にとっても同じく大変な戦後の復興期だったと思います。
周りの大人たちが干渉の余裕のないことを幸いに、子供達はのびのびと、ゴザ持参の紙芝居(ご存知ですか?)や駄菓子屋の店先などを交流の場として羽を伸ばし、いつの間にかガキ大将的な立場になっていた私でもありました。

昭和40年12月 イイノホールにて

昭和40年12月 イイノホールにて

母も日本の復興とともに生活が落ち着き、やがて友達と一緒にダンスや三味線を楽しみ、そして小唄の名取にもなり、昔から身につけていた日本舞踊もあちこちの舞台に立っていました。
戦時下のことなどはすっかり意識から抜けていたように思いますが、そうではなかったでしょうね。
でも、古い写真の整理などをしておりましても、女の生命力、順応力と言ったものを感じさせます。

そして、ふたりの祖母と父を見送ってから数十年たった今、自らも穏やかにボケて、たまに体調を崩しての入退院などもありますが、それなりに元気に過ごしております。
長いあいだお世話になっている病院の院長先生が、「食べられていれば心配ないよ」と言ってくださっていたのですが、いつだったか「少々体重がオーバーして来たかなー」とおっしゃっていました。体が動かせなくなってくると、食べることだけが唯一の楽しみになってきますものね。
でも、楽しみがあるのは良いことなのですよ。
月に一度ケアマネさんが来ると「もう唄も踊りもできなくて・・」と話していますが、記憶の中では新鮮な楽しい思い出なのでしょうか。

百年! 永かったですか? 短かったですか? 
やるべきこと、やりたいことを積極的に行って、満足をしていますか?
私もまだまだいろいろチャレンジしますよ。
あなたの娘ですからね。


とらえどころのない今回のコラム欄になってしまいましたが、菱田少学校に入学した頃の大切な写真を添えておきます。担任の先生はもんぺ姿ですね。 もしかすると、「私もこの写真持っています!」という方がいらっしゃるかもしれないと思いまして・・。
(2014年5月10日)

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いきなり大きなテーマを掲げてしまいました。
書籍一冊でもまとめ切れないテーマですが、そのように大それた扱い方をしようということではなく、このところ同じ女性として仕事がらみの日常を意識することが多々有り、またホッと息を抜いてみたい心境でもあったのです。

養成講座の第一段階 ステップアップコースが始まりました。
水曜コース・週末コースと同時進行をしておりますが、今回ご参加の方々の共通点はどなたもご自分の専門分野や資格、そして仕事をお持ちなのです。
本当に様々な方面に渡っており、立石などは周知していない分野も。

そうなのですね。
世の中もどんどん進行し、情報も多様化し、女性達の目的や意欲も広がって行っております。
電車の中などで前に座った女性の方々をジロジロと拝見しながら(今はだいたいスマホに目を落としていらっしゃるので)、この方は一体どのような分野に関わり、どのような仕事を・・などとイメージしてしまいます。

女性の方が男性より柔軟にいろいろ対応できる、ということもあるでしょうか。 それが女性の特権であるということも言えますが、一方で厳しい状況に置かれることも確かですね。

先日、自分の子供の入学式に参加するために、職場の入学式を欠席した教諭の話題が新聞に取り上げられておりました。様々な立場の方から賛否の議論が登場しておりました。
どちらのご意見も「ごもっとも」と言えるのですが、「正解」などは絶対にありえない・・というのも事実です。
ご本人もさぞかし悩まれた末の決断だったであろうと、家庭を持ち、また仕事持ちの身としてはため息をついてしまいます。
意見を述べた方々もそれぞれに忘れられない経験があってのことでしょうか。


低気圧の空模様の下でこのようなことを考えていると、知らないうちに唇に力が入り、ぐっと口を縛り込んで・・となります。
フェイスストレッチングのエクササイズは癒し系とも言われておりますので、少し揉みほぐして置きましょう。

  ■口元を美しく(自然で美しい色の唇をつくる)
   ① 唇をすぼめて前方に突き出す    3秒
   ② そのままで            5秒
   ③ すぼめた口を元にもどし、
    歯を巻き込んで外側いっぱいに引く 5秒
   ④ そのままで            5秒
   ⑤ 自然の表情にもどす        5秒

  (3回繰り返します)

  ■顔を小さく引き締める(二重あごをなくす)
   ① 下あごを前に突き出す      3秒
   ② あごを右に水平に動かす     3秒
   ③ そのままで           3秒
   ④ 同様に左に水平に動かす     5秒
   ⑤ そのままで           3秒
   ⑥ 自然の状態にもどす       5秒
   (3回繰り返します)

  ■顔を小さく引き締める(二重あごをなくす)
   ① 背筋を伸ばし、ゆっくり天井を仰ぐ 5秒
   ② 口を大きく開ける         5秒
   ③ そのままで            5秒
   ④ 上を向いたままで口を閉じる    5秒
   ⑤ 自然の状態にもどす        5秒
   (3回繰り返します)

あー、少し肩の力も抜けましたー。
皆様はどのようなエクササイズの活用派ですか?


でもね・・と、最初のテーマに戻りますが・・。
それぞれに喜びも悩みもありますが、家庭も持ち、仕事も続けられるということは幸せなことですね。
融通を利かせながらがんばりましょう、お互いに!
(2014年6月10日)

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ぼくのお気に入りの場所
みどり色のしばふに
ごろんとねころぶと
そよそよとふく風がぼくをやさしくなでる
遠くでひびくアカショウビンの鳴き声
目の前ではお母さんやぎがやさしい目で
子やぎたちを見まもっている
青あおと広がるやさしい空

でも
遠くの空の下では
今でもせんそうをしている国があるんだって
ばくだんが次つぎとおとされ
なきさけびにげまわる人たち
学校にも行けない
友だちにも会えない
家族もばらばら
はい色のかなしい空

空はつながっているのに
どうしてかな
どこまでが平和で
どこからがせんそうなんだろう
どうしたら
せんそうのない
どこまでも続く青い空になれるのかな

せんそうは国と国のけんか
僕がお兄ちゃんと仲良くして
友だちみんなともきょう力して
お父さんとお母さんの言う事をきいて
先生の教えをしっかりまもる
そうしたら
せんそうがなくなるのかな

えがおとえがおが
遠くの空までつながるのかな
やさしい気もちが
平和の心が
丸い地球を
ぐるっと一周できるかな

まだ子どものぼく
いのる事しかできない
どうか
せかい中の子どもたちみんなが
学校に行けますように
友だちとあそべますように
にこにこわらって
家族でごはんが食べられますように
夜になったら
すてきなゆめが見られますように
しあわせでありますように
いつか友だちになれますように

白い雲
ぼくの平和のねがいをのせて
この地球をぐるっとまわって
青い空にそめてきて

きっと
せかいは手をつなぎ合える
青い空の下で話し合える
えがおとえがおでわかり合える
思いやりの心でつうじ合える
分け合う心でいたわり合える
平和をねがう心で地球はうるおえる

だから
ここに
こんなにきれいな花がさくんだ
だから
こんなに
ぼくの上に
青い空が広がっているんだ

   「毎日新聞」より

   「毎日新聞」より

これは、6月23日の沖縄全戦没者追悼式で、石垣市真喜良小3年生の増田健琉君が朗読した平和の詩です。(原文のまま)

この詩を聞いたとき、コラム欄に一部を掲載し、立石の想いを述べようと思ったのですが・・・、やめました。
読んでくださる方にはぜひ全文を見ていただきたいと思いましたし、コラム欄にも全部を残しておきたいと切に思ったのです。
立石の感想なんて添えない方が良いのです。

同じ頃の新聞に都議会での女性蔑視のヤジが取り上げられ、発言者がようやく名乗り出て頭を深々と下げ、と話題になっておりました。
あれこれの立場からの発言も何日間か新聞を賑わしていました。
確かに女性の一人としてあまり愉快でない出来事ではありましたが、なんだか笑ってしまいたくもなりました。
この増田くんの詩とヤジの記事を隣り合わせに見ると、大人の一人としてどんな顔をしていたら良いの?・・・って思いませんか?
(2014年7月10日)

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暦の上では秋の声を聞いたというのに、いつまでも暑いですね。
皆様 お元気ですか。
夏休みという楽しいような、でも、少々落ち着かない時期でもありますが、どのようにお過ごしでしょう。

そのような時期だからこそチャレンジをと言うことでしょうか、先日はサービス業の一端を担っていらっしゃる方々への笑顔レッスンのご依頼を頂きました。

「笑顔はコミュニケーションの最大のツールと言われ」などという前置きは「何度も聞きましたー」ということかと思いますのでメインの話は避けますが、改めて皆様のお顔の表現を拝見していますと、やはり目立つ場所がありますね。

受講者は男性・女性同人数くらいでしたが、年齢は30代から50代くらいの方々でしょうか。
エクササイズを行っていても、普通にしていても眉間に力の入る方が何人かいらっしゃいました。
いつも講座などで申し上げることですが、人と相対している時の自分の顔は見えません。どのような表現をしているか自分ではわからないのです。
眉間の状態に関してもそれが言えます。ここは大変力の入りやすい場所でもあり、また癖でつい力を入れてしまう方もいらっしゃいます。
その結果、シワが定着したり、険しい印象を他人に与えたりしてしまいます。 他人の顔を見ている時には、眉間にシワを寄せている方を見ると、「ああ・・」と思われるのでしょうが、自分の意識の中にはないのですね。

まずは自分で意識することで眉間のシワを防いであげましょう。
: その場所を支えている「皺眉筋」を柔軟にする
: 眉間に対して力を入れない意識を与える
: 目元に力がなくなると力の入りやすい筋肉で代用しようとするので、
  目の周りの筋肉も鍛えておく

「どのようなことをすれば良いの?」という方のために、エクササイズを抜き 出してみました。

1.皺眉筋 きれいなひたいをキープ(眉間の縦じわ予防)

    ① 目を細め、眉をひそめる    3秒
    ② そのままで          5秒
    ③ 眉だけゆっくりつり上げる   5秒
    ④ そのままで          5秒
    ⑤ 自然の表情にもどす      5秒
   (3回繰り返します)

2.眼輪筋・眼窩部 張りのある目元に(はれぼったい瞼の解消)

    ① 軽く目を閉じる        3秒
    ② 少し強く閉じる        3秒
    ③ さらに強く絞り込む      3秒
    ④ そのままで          5秒
    ⑤ 自然の表情にもどす      5秒
    (3回繰り返します)

3.上眼瞼挙筋 張りのある目元に(上まぶたの垂れ下がりの予防)

    ① 眉を上げ、目を見開く     5秒
    ② そのままで          5秒
    ③ 眉はあげたままで、目を閉じる 5秒
    ④ そのままで          5秒
    ⑤ 自然の表情にもどす      5秒
    (3回繰り返します)


1は斜め上に引き上げる気持ちで眉間をグッと開きましょう。
2と3を行うときは、眉間に力が入らないように注意して行ってくださいね。

そして癖で眉間に力を入れることがないように、湯上りにでも眉間をマッサージしながら、意識を与えましょう。

直ぐにシワを解消・・とはいきませんが、お顔の印象が変わってくるはずです。
(2014年8月10日)

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トン!トン! カッカッカ!
ト・ト・トン! カッカ!
祭太鼓の音がだんだん近付いてきます。地域の神社の夏祭りなのです。

最近はあまり近所の方々と一緒に何かを・・・ということが無いのですが、この時ばかりは別ですよね。
町内会のお世話役の方々、お神輿を担ぐ男性陣、子供たちの山車に付き添って回るおば様方、あちらこちらで久しぶりのご挨拶・・・。
普段は静かな住宅街の道路もにぎやかです。

太鼓の音が一日中風に乗って遠くや近くから聞こえるのは、なんとも華やかなようでありながら、胸にジーンと来るものもあります。
なぜなのでしょう? 自分の幼いころのこと、また、今は立派なお父さんお母さんになっている息子や娘の法被、鉢巻の姿が思い出されてきます。

観光客の集まるような有名なお祭りとは程遠い光景ですが、このような風習はいつまでも続いてほしいですね。

さて、その夜、私は近くのホールで行われた「ジャズナイト」に行ってきました。
第一線のアーティスト4グループの競演によるジャズフェスティバルなのです。 若いころに親しんだジャズですが、“鑑賞する”というような優雅な表現はあたりません。“その中に身をおく”ことが陶酔の境地に誘ってくれます。

今回のバンドでもグループリーダーはバイオリンであったり、トランペットであったり・・と、その演奏も高揚感がありますが、なんといってもあのドラムの響きが体中を揺さぶるのです。
音階は出せない楽器ですが、ジャズのリズムに一番かかわる楽器であり、多彩な表現のドラムプレイを聴いていると、自然に体が動いてきます。

打楽器の演奏というのは一番原始的なところから始まっているのでしょうか。
両方ともまったく異なるリズムでしたが、久しぶりで打楽器の表現力がくれる全身への刺激に、ちょっと酔った夏の一日でした。
(2014年9月10日)

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8日の皆既月食はすばらしかったですね。
ちょうどよい時間帯だったこともあり、孫たちとワイワイやりながら1時間あまりの天体ショウを楽しみました。
宇宙の神秘を感じるとともに、普段遠い存在としてあまり意識していない月・太陽・そしてわが地球が身近に感じられたことでした。

実は中学高校時代の仲間が主催している「文学歴史散歩」が月初めに行われる予定だったので、今月のコラムは懐かしいそのあたりについて書いてみたいと思ったのですが、台風の影響などで来月に延期となってしまいました。

そこで、今回はチラチラと入ってくる顔に関する話題を拾ってみました。

NHKBSプレミアムの「仮説コレクターZ」という番組をご存知ですか。
私は初めてだったのですが、様々な仮説を立てて、それに関していろいろな方法で検証をしていこうという番組のようです。
司会が劇団ひとり、メンバーが糸井重里、中村アン、そして今回ゲストが顔学会会長の輿水大和氏だったので覗いてみました。
今回のテーマは「人は顔が似ている相手と結婚し、似ていない相手と浮気をする」という物でした。言葉のムードとしては解るような気がしますが、私たちは相手の顔の何を見、何を受け入れるのでしょうね?
ご自分の周りの方々をあれこれ見回してください。
電車の中で、また、会議の席で、前に座っている男性を見ながら、思わず分析をしてみたりしている私でした。

この番組の中でこのような輿水会長の発言もありました。
「目じりが下がると嘘笑いっぽくなる。口角が上がると本当の笑顔になる。」 これに関してもいろいろご意見はあるかもしれませんが、私たちの分野では使える表現ですね。どのあたりのエクササイズに励んだら、高感度の高い笑顔が作れるようになるのか、皆様はご承知でしょう。ぜひご活用ください。


先日、講師の一人からこのような報告がありました。
ある団体からのご依頼でセミナーを行ったのですが、20代から50代と幅広い層の方々がご参加でした。
ところが、20代の方の顔の筋肉が一番動きにくかったのですよ!・・と。 このような話は最近よく耳にします。

若い方々、今のうちにがんばってお顔の筋肉を柔軟にしておいてください。 そして、年齢を重ねた方々、ご自分の顔を鏡に映したとき、日常生活の中での表情筋の使い方がものを言っていることはご理解いただけますね。
(2014年10月10日)

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私が、一番多感な6年間を過ごした中学・高等学校の同窓会が85周年を迎えるにあたり、記念誌を出すことになったと会報で伝えられてきました。
私は普段母校とあまり接していないのですが、白金教室に通う時、水道橋で三田線に乗り換えるので、母校の屋根をちらりと見て、という生活をしています。
 友人とそのような話をしていたら、今回の記念誌の原稿募集に投稿しないかという話が出ました。「同じクラスの中から一人も出ないのはさびしいわよ・・」というそそのかしに乗せられて、締め切り間際にあわてて原稿を送ることになってしまったのです。
なるべく多くの方の掲載を、ということで文字制限がありますので、表現したのは少ない行数でしたが、書きながら想いが6年間を駆け巡ったことは言うまでもありません。
様々な体験、先生方や先輩との接点、喜びもたくさんあれば悩みもあった学校生活でした。
同じクラス、部活で一緒にすごした友人との今回メールのやり取りも胸を一杯にしてくれました。

そのような時です。今年度のノーベル平和賞に史上最年少17歳の女性(少女?)が選ばれたと大きく報道されました。
17歳!まさにこの母校で私たちが過ごしていた年代です。
パキスタン出身のマララ・ユスフザイさん。女というだけで学校に行くことも許さないタリバンに批判の声を上げ、それがきっかけで一昨年タリバンの銃撃を受け、重傷を負った方です。
幸いにも一命をとりとめて英国で治療を受け、昨年7月にニューヨークの国連本部で行った「すべての子供たちに教育を」という演説の中で、「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペンが、世界を変える」と訴えました。
多くの人々に感銘を与えたことは言うまでもありません。
そのマララさんにタリバンは今でも銃口を向けていますが、そのようなことに屈する彼女では無いようです。テロリストたちは自分の子供たちにも教育は不要だと本当に思っているのでしょうか。
 同時受賞をしたインドの児童支援の活動家カイラシュ・サティヤルティさんとも連絡を取りあっているとのこと。複雑な両国の関係の緩和にも尽力をしていくことでしょう。

 彼女は今17歳なのです。
悩み多き・・といいながら、私たちはなんと平和で恵まれた同じ年頃の日常生活を送っていたのかしら、と思います。
 「この受賞は終わりではなく、始まりに過ぎない」と言っているように、この後彼女は様々な挑戦をしていくことでしょう。
普段は神の存在など意識しない立石ですが「どうぞ神のご加護を・・」と祈らずには居られません。

私にだって世界中には恵まれない子どもたちが大勢居ることは認識されています。でもユニセフや国境なき医師団にわずかな寄付を続けて居るくらいではなんの役に立つの?と思ってしまいました。

 マララさんが今の私位の年齢になったとき、世界はどのくらい変わっているのでしょう。彼女自身はどのような生活をしているのでしょう。
そして、何を思っているのでしょう。
(2014年11月10日)

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毎年のことですが、12月の声を聞いた途端に落ち着かなくなってきます。
仕事の整理、家の中の片付け、年賀葉書、お歳暮、お年玉の準備、それに衆議院選挙も加わって・・・。
今年は特に仕事関係が年末年始にかけてあわただしく、大掃除の手抜きをする口実はそろいました。
そのような中ですが、年末の「第九」のチケットは早々とゲットしてあります。 やはりあの「歓喜の歌」の合唱を聞いて一年を締め括りたいですが、行く時間が取れるかなー?
そして、12月といえば絶対に忘れられない忠臣蔵。いつものように総武線で隅田川を渡るとき、首級を掲げての四十七士引き上げ光景が思い起こされます。

      「昼下がり」

      「昼下がり」

先日はあわただしい中で、義妹のグループの現代美術展を見に行ってきました。個展なども開いている義妹の絵はいつもの作風ですが、穏やかでほっとさせられる3枚が飾ってありました。
彼女の絵画歴も永いです。いろいろとあった中で続けて来たのですね。
私たちの一生って永いのか、短いのか、その時々で感じ方が異なりますが、どれだけの事が出来るのでしょう。
私自身も先が見えるような年齢になってきて、あせっている面もありそうです。 「達観の境地」というのもなかなか難しいです。

そういえば、先日テレビでこんな話題を取り上げていました。
来年平成27年は未年ですが、年賀葉書の切手は「マフラーを巻いた羊君」です。 実はこれは12年前の平成15年の切手「マフラーを編んでいる羊君」のデザインをした切手デザイナーの作品なのだとか。
すごい!この様な永いスタンスで構想をしていたのですね。
12年といえば生まれたばかりの赤ちゃんが、小学校を卒業する年齢です。
またこれから12年後の切手についても何か考えていらっしゃるのかしら?
私の12年後は・・? ・・・がんばって長生きしなくては・・!!

取りとめのないことを書いてまいりましたが、忙しい中でも一休みの時間を設け、笑顔で新しい歳を迎えられるように、また、12年後も若々しくいられるように、笑顔レッスンをいたしましょう。

笑顔にチャレンジ  ~ストローレッスン~

すてきな笑顔もふだんの訓練から。こんなレッスンもしてみましょう!
まず、細めのストローを横に軽くくわえてください。
そのまま頬を上げていきます。
口角もあがっていきましたね。
これ位が笑顔としてちょうど良いかなと思った所で10秒ほど静止。
頬の筋肉に感触を覚えこませます。
次にストローを使わずに上げてみてください。
口元もゆったり、目も優しく添えて。


上記で使用した頬の筋肉、皆様は普段から意識していますか?
美容上もコミュニケーション面からも、重要な役割をしている事はご存知ですね。

では、どうぞ素敵な笑顔でよいお歳をお迎えください。
(2014年12月10日)

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新春のお慶びを申し上げます
皆様お元気で良い新年をお迎えになりましたか
本年もよろしくお願いいたします

年末年始と公私共にあわただしく、区切り目を感じる余裕もなかったのですが、でも、青空に輝く太陽とともに新しい年はやってきました。
皆様方にも私にも、又この一年がチャレンジの年になるでしょうか。 楽しみですね。

箱根駅伝、ラグビー大学選手権・・と楽しみにしていたテレビ中継もチラリ、チラリと横目で見る状況だったのですが、2日には息子一家と毎年恒例の初詣に行ってきました。
毎年同じ場所、同じ状況で見る孫達の成長振りもうれしく、また、絵馬の下がっている御神矢を昨年の物は御炊き上げに渡し、新しい干支の物を息子に買ってもらうのもほっこりした気分にしてくれます。

ジャラン、ジャランと神前の鈴を鳴らし、本年のお願い事をしっかりとしてまいりましたが、神様もあきれていらっしゃるでしょうか。
「このお賽銭でそれだけの願い事を託すのか??」
でも、「ぜひ、お願いいたします!!」と言うところですね。

氏神様との掛け合いはさておき、おおまかな予定表を見ても、今年も試練の年、展開の年になりそうです。
だからこそ緊張もしますが、又、やりがいも感じます。
手を携えてがんばってまいりましょう。

改めて、どうぞよろしくお願いいたします。
(2015年1月6日)

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最近、町の本屋がどんどん減っていると先日も新聞に書いてありました。
確かに自宅の近所にも親しみやすい書店がいろいろあったのに、少なくなりました。
私自身も急ぎ必要な本があるときには、ネットで検索して注文したりしますが、 書店で目当ての本を探しがてら、あれ!こんな本、こんな雑誌が出ているの?と見て回る楽しさは又別物ですよね。
そう、これを書いていて何十年も前の神保町の光景を思い出して居りました。新刊本が何でもある書店もあれば古本屋もありで、歩いていて飽きなかったです。中学・高校が水道橋にあったこともあって、学校の帰りによく回り道をしておりました。(校則では禁止されているのですが・・)

取りとめもなくあれこれ思い出しておりますが、本屋が少なくなっている背景には、手軽なネット購入のほかに電子書籍の流行が当然関係していますね。
IPhoneだとかkindleだとか、何がどうなのだかよく解らないのですが、若い方の中には電車の中などでスマホ(?)の画面を指先で動かしながら楽しく読書(?)をしている光景も見かけられます。
電子書籍のメリットとして、
・ いつでもどこでも読める
・ 著者との交流も出来る
・ 市販の本で手に入らない情報やノウハウを入手できる
・ 紙の節約
・ 書棚の節約
などと挙げていけば、確かに新時代にあっているのかもしれませんが、自宅の本棚を眺めながら考えてしまいます。

この光景がすきなのかなー。 自分自身のその時代その時代の思い出が絡んでいる本、父や主人が関わっていた分野の書籍や趣味関係のあれこれ。
勿論整理・処理はしてきているのですが、なんとなく手元から離せないで残っているものもあります。
たまに抜き出してパラパラとめくっている内に読み耽ってしまうことも。
古ぼけた背表紙を見ただけで内容が思い出されるものもあれば、これって何だったかしら?と思うもの。又、思わぬ参考資料が手近にあって良かったと思うこともあります。

それらの前に孫達の成長を語る写真が並べてあったり・・。
生活の背景にある本棚。このような中で暮らしているのが私の生活。
小さな機器の中に全部納まっている光景は想像がつきません。

それって読書が好きだということとは違いますよね? とクレームをいただくかもしれませんが、うーん、確かにそうですねー・・・。
でも、でも・・です。もうしばらくは紙に印刷された書籍が身の回りにあれこれ置いてある生活を続けたいと願っております。
(2015年2月10日)

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ビッグサイトでのブライダルステージ!やってきました!
私達の分野はイベントのお声がかかることも多々あります。百貨店、公共施設等、と言うことで慣れてはいるのですが、今回ばかりは様子がつかめず、準備段階からステージに上がるまで緊張の連続でした。

* 国際ホテル・レストランショー
* フード・ケータリングショー
* 厨房設備機器展
三つの有名展示会の合同開催で、ホテル・レストランショー「ブライダルイベント」のステージに立つことになったのです。

いつものイベントですと、観客は一般の方、それもほとんど女性なのですが、今回この展示会の広いブース群の間を歩き回っているのは、関係各業種の業界人が主であることは解っておりました。しかも男性が多い?
ブライダルステージそのものがここでは初めてと言うことで、ご一緒の活動団体に属している様々な分野の方々と30分ずつ一日かけてのプログラムを組んだのです。

イベントステージの様子

イベントステージの様子

主催の日本能率協会の方と打ち合わせがあったときに、スクリーン映像はパワーポイント使用も、ステージ上をカメラで映しながらも可能だとうかがいました。とにかく広い会場なので、スクリーン使用でテンポ良く展開を・・と計画しましたが、その切り替えが順調にできるかどうかが一番心配の種でした。

担当時間が来て演壇に立ち客席を見たとき、なるほどと思いました。背広姿の紳士達もいれば、ビジネス人風の若い女性グループも・・と、やはりいつもとは違った顔ぶれが並んでいました。
そのとき、とにかく楽しく躍動感のある雰囲気で行こうと決心したことでした。

イベントステージの様子

イベントステージの様子

ご承知のようにフェイスストレッチングはどのような方面にも活用していただける分野ですが、今回は限られた時間ですので、ブライダル部門にとって大切なポイント「笑顔」に焦点を絞って「笑顔で決めよう好印象」とタイトルをつけました。
コミュニケーション能力の大切さ、その最大のツールである「笑顔」を支える表情筋運動「お顔の体操」を来場者に体験していただきました。
当然皆様ご存知のストローレッスンも組み込んだのですが、背広姿の立派な紳士達が熱心にストローを咥えてくださっている姿を舞台上から感動して見ておりました。

うちのスタッフやプロの技術者のおかげで映像の忙しい切り替えもスムーズに行われ、ぴったりと時間通りに終了。ほっとして舞台を降りたことでした。
フェイスストレッチング協会認定講師の方々が入場者に気を配ってくださり、入り口でレジュメやストローを配ってくださったので、この時間帯の客席占有率は結構高かったのではないでしょうか。

東京ビッグサイト

東京ビッグサイト

エクササイズはテーマに関係のある4つ、小頬骨筋・口輪筋・笑筋・胸鎖乳突筋を出しておきましたが、時間がスムーズに運んだのでおまけとして上眼瞼挙筋を加えました。
勿論裏の準備はしておいたのですが、機器操作室への合図一つで映像も変更していける連係プレイもうれしかったです。
このようなイベントでは、そのときの成り行きでいろいろありますものね。

ビッグサイトと言う大きな会場、初めての対象者など良い経験になりました。 皆様、本当に有難うございました。
(2015年3月10日)

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降るとまで人には見せて花曇り  井月

今日もそのような風情でしたね。
我が家の近くの親水公園もちょうど満開になったところでしょうか。

不思議なご縁で井月に出会い、ほっと一息つきたいときに句集や書籍をパラパラとめくっています。
今年の初めでした。いろいろな仕事の依頼を頂戴している企業の会長様が亡くなられ、一般的な礼儀としてご葬儀にうかがいました。
そのときに故人に関する資料として、94歳で亡くなられるまで井月顕彰会の会長として、句碑の建立や映画の製作に尽力していらしたとの新聞記事のコピーを頂戴しました。
漂泊俳人井上井月の名前はチラリと聞いたことくらいはありましたが、その生き様や作品についてはほとんど知らなかったのです。
ふと、興味が沸いて、書籍を何冊か取り寄せてみました。
そして、なぜか引き込まれていってしまったのです。

江戸末期から明治の初め、この時代は俳句がもっとも盛んだった時代であると言う説もあります。多くの指導者(宗匠)達がそれで生活できていた時代?
井月は武家の出身のようですが、そのような時代に伊那の辺りをめぐって俳句を作り、指導も行って後半生を過ごしたようです。しかし最後は行き倒れという形で生涯を閉じたと書いてありました。
その井月の作品がまとめられ、活動を世に知らしめるきっかけとなったのが医師の下島勲と前記会長の叔父上にあたる方だったとか。芥川龍之介に井月の作品を紹介したのもこの医師だったようです。

井月に関する本を見ましても、なぞの多い方のようですが、近年になっていろいろな方が井月に関する研究に着手されてきたようですし、今後知れ渡っていくのでしょうか。

俳句界のあれこれはともかく、あの伊那路を背景に、居を定めず「ほかいびと」という放浪生活を送りながらあれだけの作品を残した方の生き様にはやはり惹かれるものがあり、現実離れをしたひと時に誘われます。

  何処やらに鶴の声聞く霞かな   (辞世の句とも言われる)

俳句にはまったくたしなみのない私が何をわかっているのだ?と言うのが現実ですし、このようなことを取り上げる資格もないのですが、知らなかった世界を見せてくださった会長様に改めて感謝しております。
ご生前にお目にかかって話を聞く機会がなかったこともとても残念です。

以下はまったくの余談ですが、
その本の中に「立机(りっき)」と言う単語が出てきました。~宗匠になることまたはその資格~と、広辞苑には説明されています。
先月ビックサイトでのイベント「ブライダルステージ」の演台に立ったとき、ふとこの語が思い出されました。
人間の頭なんて瞬間的にどう動くのか解りませんね。
確かにこれも「立机」?
(2015年4月10日)

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ゴールデンウィーク、どのように過ごされましたか?
私は普段できない机周りの片付けをしようと決心し、手をつけたまでは良かったのですが、「あら!この資料、ここにあったのね!」とついあれこれ楽しんで、片付けは又ね・・となってしまいました。

その資料のうちのひとつが読売新聞に掲載された「左半分の表情豊か」とタイトルが付いた赤ちゃんの顔の合成写真でした。

「人間の運動神経のネットワークは、左右の脳と、左右の半身が交差しており、右半身の動きは左脳、左半身は右脳が支配している。倫理思考は主に左脳が担い、右脳は主に感情を制御する」。乳児の頃からこのような違いが出ることがこの写真でも証明された、というような記事でした。
生後一ヶ月の赤ちゃんの泣き顔の左半分を合成した写真と、右半分を合成した写真を見ると、明らかに左の方に強く表情が現れています。

これは10年以上も前の新聞記事なのですが、実は先日同じようなテーマのテレビ番組がありました。

NHKBSプレミアムの「仮説コレクターZ」と言う番組をご存知ですか。 劇団ひとりと中村アンが司会者となり、様々な分野の独創的な仮説を専門家も交えて探求していく、と言うなかなかユニークな番組なのです。

4月下旬に「顔の左側が写った写真は魅力的」と言う上記新聞記事を思い出させるテーマが取り上げられていたので、興味を持って拝見しました。
ゲストは日本顔学会前会長の原島博先生と演出家の宮本亜門さんでした。

一卵性双生児の美女に挟まれた男性がどちらの顔に魅力を感じるかの実験も行われ、様々なアンケート調査の結果、「顔の左側が写った写真は魅力的に感じられる」と言う結果がでたようです。

上記新聞記事のように感情は右脳に支配され、顔の左側の表情に強く出る、ということがスタジオの出席者の間でも承認されたようですね。

テーマのまとめの時に原島先生からこのようなお話もありました。
・ ブローチなどの飾り物は他人に見てもらいやすい左胸につけますね。
・ 相手に好意を見せるときは心臓側(左)を見せます。
また、警戒をするときは利き手側(右)の闘争心を見せるのです。
と、なんだか“うんうん”とうなずける様なお話でした。
私達は意識しなくても(何処かで意識して?)右と左を使い分けているのですね。
人にあったときに、相手がどちら側を見せてくるか、観察してみましょうか?
好意を見せてほしい方に右を見せられてがっかりするかしら。

最後に劇団ひとりさんがこのように総括していらっしゃいました。
「コンパなら右側、お見合いなら左側を見せましょう!」

このテーマは、まだまだいろいろな扱い方ができますね。
(2015年5月10日)

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久しぶりで友人が主催する「江戸東京歴史散歩」に参加してきました。 今回は新橋~銀座~東京駅のコースでした。

汽笛一声の新橋も、原敬・浜口雄幸首相が襲われた東京駅も話題には事欠かない所ですが、なんと言っても銀座ではその時々の想いがよみがえってきます。

幼い頃から歌舞伎座や新橋演舞場へ月に一度は通っていました。地下鉄がなかった頃ですので、有楽町からぶらぶらと・・。
学生時代には4丁目の裏通りにある友人の父上の超高級寿司店で恐れ気もなくご馳走になり・・・。

今回は休日だったこともあるのでしょうか、晴海通りはすごい人出で外国の方が多かったですね。
今の銀座は海外ブランドの高級感でイメージされていますが、4丁目の角で服部時計店(現在は和光)の古い時計台を久しぶりで見上げると懐かしいです。あの鐘の音を聞くために、正時にあのあたりに居たいと、デパートで時間調整をしていたのを思い出します。

西銀座に至ればここはもう「君の名は」の世界ですが、あの頃の面影は全然残っていませんね。真知子巻きなんてご存知の世代はどのあたりまででしょう。 太陽の塔の前にある「数奇屋橋此処にありき」と言う菊田一夫直筆の碑が、わずかに昔を語っています。
友人と「憧れの数寄屋橋・・」と回り道をし、古い橋の上で佐田啓二の面影をたどっていたのはいつだったかしら。

今回は回りませんでしたが、五丁目にある泰明小学校は明治11年の開校で、池田弥三郎や島崎藤村も通ったと言われています。東京大空襲の爆撃にも耐えてあの頃の風情を残しているのですね。卒業生である明治生まれの父の懐かしい場所として門前から見せてくれたことがありましたが、蔦の絡まる校舎外壁やアーチ型に窓の空いた塀、フランス門など、銀座にふさわしい趣のある校舎全景でした。

普段はあまり行くことのない八丁目付近ですが、「植えてうれしい銀座の柳、江戸の名残のうすみどり・・・」と一世を風靡した銀座柳の歌碑が。そして1丁目には銀座の柳の由来を示した碑が建っています。柳は銀座のシンボルであり、又いろいろとあった中でそれを守ってきた方々がいたのですよね。

普段は用事のために忙しく通りすぎている銀座ですが、たまにはいろいろと思い出しながら散歩をしてみるのも良いなー、と思ったことでした。
その頃に関わった懐かしい方々を思い出しながら・・。
(2015年6月10日)

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「ウーーーーー マンボ!」、バンドリーダーの声が響き渡ると、客席は一斉にあのラテンリズムの世界に引き込まれていきます。

ペレスプラード楽団、何年ぶりの来日でしょう。
立石が知らなかっただけでその間も公演があったのかもしれませんが、7,8年ぶりにあの響きに身をゆだねました。
「エル・マンボ」「マンボNo5」「ベサメ・ムーチョ」
・・・、おなじみの曲が並び、そして日本の観客へのサービスとして、美空ひばりの「お祭りマンボ」も演奏されました。

このような公演の客席、最近は中高年層がほとんどを占めています。クラシックなどは女性グループなどが多いのですが、今日は年齢の高い男性陣が女性より多かったですね。

ラテン系リズム演奏の特色でしょうか、それともこの楽団が特に・・なのでしょうか、演奏者が体でリズムを取り、足踏みをしての派手な表現、時にはダンスも加わった演出は、客席も乗せられて知らぬ間に体を動かしています。 リーダーの呂律の回りきれない日本語解説も笑い共々盛り上げていきます。

一旦幕がおりた後、観客の拍手に呼びだされ、当然アンコールサービスも2,3曲付け加えられるのですが、今回は最後の大乗の演出として、観客も舞台に誘い上げられ、リズムに乗って一緒にステップを踏んでいました。

渋谷公会堂と言う普段はあまり行かない会場でしたので、梅雨曇の中で往きは渋谷駅からの上り道を間違え、帰りはなんとなく人通りに誘われて代々木競技場のあたりをぶらぶら・・、知らないうちに原宿駅に到達していた・・と、普段の生活ではとても考えられないのんびりとした土曜の午後でした。  

ウーーーーー、気分転換!!

(2015年7月10日)

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皆様は「ららら クラシック」と言う番組をご存知ですか? NHK Eテレで土曜の夜に放映しているのですが、作曲家の加羽沢美濃さんと作家の石田衣良さんが司会をして、身近なクラシック音楽の魅力をわかりやすく伝えています。

先日は番外編で「ユーモアでYOU MORE クラシック」とタイトルされていました。男性司会者は別の方でしたが。
スタジオを出て関東のホールの舞台で、様々な手法で見事にふざけた(?)クラシックを披露し、観客と共にクラシックの楽しさをもう一度見直していただこうという企画でした。

「タイプライター」
銀行員のような事務服に身を包んだマリンバ奏者が、タイプライターを使ってジェスチャーたっぷりの演奏
「タップダンサーと管弦楽のための協奏曲」
有名なタップダンサーが、様々なタップのアクションを取り入れながら、ショーとして実演
「モーツアルト アイネクライネ」と「NHK今日の料理」のテーマをミックス演奏
「暴れん坊将軍 ウィリアムテル」
時代劇のテーマ曲と歌劇の序曲を融合と、一見???と言う組み合わせでありながら、思わず聞きほれて、見とれてしまうような演奏でした。

“YOU MORE フェイスストレッチング”
実は同じ頃に大変懐かしいお便りをいただいたのです。
10年位前に割合に年齢の高い層を対象としたカルチャー講座を受講なさった方からです。

その後も自分なりにストレッチを続けてきたつもりが、友人に指摘されたこともあって、長い間しまったままだったエクササイズのCDを取り出して、また頑張っていらっしゃるとの事。
優しい声に癒され・・等とうれしいお便りでした。
このコラム欄もごらんいただいているご様子。こちらも感謝の気持ちでお返事を書くと共に、この仕事を続けて来てよかったと思ったことでした。


さて、本日のタイトルをもう一度ご覧ください。

改めて、MORE・・もっともっとフェイスストレッチングを活用しましょう!
もしかしたらしばらくの間、なんとなくエクササイズから遠ざかっていた方もどうぞ!

コラム欄にエクササイズを載せるのも久しぶりです。
何を選び出そうかと思ったのですが、この所、笑顔レッスンの絡む大きな研修のご依頼が続けてあったので、笑顔に関係する頬のサスペンダーと笑筋を。

1.小頬骨筋 頬のシェイプアップ(頬のたるみを押さえ引き締める)

    ① 右側だけ口角を上げ、右目を閉じる 5秒
    ② そのままで            5秒
    ③ 自然の表情にもどす        5秒
    ④ 左側も同様に行う         5秒
    (3回繰り返します)

2.大頬骨筋 頬のシェイプアップ(頬のくぼみ、ミゾの解消)

    ① 口を大きく開ける         5秒
    ② 口角を上に引き上げる       3秒
    ③ そのままで            5秒
    ④ 自然の表情にもどす        5秒
    (3回繰り返します)

3.笑筋 口元を美しく(口元から頬にかかるふくらみの解消)

    ① 口を軽く閉じ、口角を外側に引く 5秒
    ② そのままで           5秒
    ③ 自然の表情にもどす       5秒
    (3回繰り返します)

(2015年8月10日)

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皆様は「競歩」と言う競技をご存知ですか?
私は「何処かでそのネームを耳にしたことが・・」と言う程度だったのですが、2年ほど前に思わぬご縁があり、「それって何?」ということになりました。 様々な仕事のご依頼をいただいているある企業のイベントチームの新リーダーが、かって競歩選手として活躍し(日本最高記録保持者)、その後も指導者や解説者としての実績を持っている方だったのです。

どのような競技? 写真を見ると「マラソン?」名前から見ると「歩く競争?」というところですが、なかなか激しい競技のようです。

現在オリンピックなどでは、男子20Km,50Km,女子20Kmが実施されているようなのですが、その基本のルールがなかなか個性的(?)なのです。
・ 常にどちらかの足が地面に接していること
・ 前足は設置の瞬間から地面と垂直になるまでひざを伸ばすこと
・ 上記に対して違反とみなされると警告が発せられ、それが3回以上になると失格を宣告される


このルールに従って速さを競うとなると、どのような進み方になっていくか想像ができますか?素人目で映像を見ていると、競技者は腕を振り振り!お尻も振り振り!という印象です。

あの三島由紀夫が、東京オリンピックの時に残したルポ記事の中にこのような表現があったと、いつでしたか新聞に載っていました。
『 駆けるに駆けられぬその制約は、ちょうど夢の中で悪者に追いかけられるときの動きのようで、上半身は必死で急いでいるのに、下半身はキチンと一定の歩度を守るのだ』
さすがにうまい表現ですね! まさにそのような感じです。

いろいろと「へー?へー!」と思ったのですが、知らなかったことを知るのって楽しいですよね。

そして、今回の「世界陸上北京」です。
当然のことでしょうか、上記チームリーダーのY氏はテレビ中継の解説者として立ち会うことになったのです。
20Kmは世界記録保持者の日本の選手にメダルの期待がかかっていたのですが、体調からのアクシデントもあり、残念な結果となりました。
50Kmでは3位(銅メダル)、4位とすばらしい成績でした。

「歩く競技」とは言え、世界レベルになりますと走る速度にもなる・・と解説書などにかかれているように、どの選手も見事な「歩き」でした。
そして当然様々な駆け引きも行われるわけですので、日本よりは少々気温は低いようでしたが、過酷な競技ですね。

と、立石も興奮冷めやらぬ中、あまりよく知らない競技を今回は採り上げてみました。
次にY氏にお目にかかった時にいろいろと伺うのも楽しみです。
「競歩式ウォーキング」という普段の生活の中に取り入れられる極意を書いた書籍も出していらっしゃいますので、私達もこの際、体を上手に使いこなすことに意識を持っていきましょうか。

顔もですー。というところで、その顔を支えているエクササイズを二つ。
すっきりとした首筋と良い姿勢に関わるエクササイズです。

1. 広頸筋 美しい首を保つ(首のしわの解消)

① 背筋を伸ばし、ゆっくり天井をあおぐ 5秒
② 下唇と下あごを押し出す       5秒
③ そのままで             5秒
④ 自然の状態にもどす         5秒
(3回繰り返します)

2. 胸鎖乳突筋 美しい首を保つ(すっきりした首筋をつくる)

① 首を右いっぱいに回す 3秒
② そのままで      5秒
③ 左いっぱいに回す   5秒
④ そのままで      5秒
⑤ 自然の状態にもどす  5秒
(3回繰り返します)

(2015年9月10日)

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猛暑も何とか収まって新学期を迎え、いつもなら少々ほっとする月なのですが、今年の9月は何だったのでしょう。

豪雨による未曾有の被害、あちこちの地震、難民に関するニュース・・・。

当然ですが、仕事上も新学期?
ブライダルコーディネーターの修了式に出席して、やはり感激し、又、加入している団体の今後計画に関わる書類を悩みながら記入して提出。
仕事上の立場から関わらざるを得えないマイナンバー制度実務的対応の勉強。 フェイスストレッチング協会設立から5年を経た今、今後の活動計画についてしっかりと考え直す時期に来ていると言う運営スタッフとの話し合い。

私的にも、お彼岸、マイナンバー制度の告知、5年に一度の国勢調査。8月に後期高齢者に入った立石はそれに関わる様々な手続きや健康検査。介護保険法変更に伴う101歳の母のあちらこちらへの書類の提出。そしてやはりドキッとさせられた東京都防災ブックの配布による手元の備えチェック。
そして、ちょっと楽しかった孫達の運動会。

本当に慌しい初秋でした。

そのような中ですが、顔学会から創立20周年の記念として「顔の百科事典」を出版したというご案内がありました。
面白そうー!と早速取り寄せました。
今まで顔学会がセミナーやシンポジウムで取り上げてきたテーマを、項目に分けて纏めた物のようで、タイトルは聞いたことのあるフレーズが多いですが、じっくりとページを繰って眺めて行ったら楽しそうです。
(この状況の中ですので、なかなかそのような時間が取れずにいるのですが・・。)

次の編纂の時には、「顔を理想的に整える方法・・」等いう項目にフェイスストレッチングの名称が載ったら万歳ですね。
若手交流会でフェイスストレッチング協会の肩書きで頑張っている方もいることですので楽しみです。

忙しいと言いつつ、あれこれ目が行きますが、皆様はラグビーはお好きですか?
学生時代からラグビーファンだった立石にとって、今回のワールドカップは楽しみです。 初戦のすばらしい試合ぶり、そして第3戦も、と2勝を挙げました。決勝トーナメントに進めるかどうかは、まだ微妙なところでドキドキですが・・。 (これを書いている時点ではまだ決まらず・・)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        五郎丸選手のあのルーティン(?)、立石も緊張する講演会に登壇するときなど秘かにやってみようかしら。登壇してから皆様の前でやって見せたら受けるでしょうね!


と、今回は取りとめもない話題を拾っただけで紙面が一杯になってしまいましたが、 下記の想いだけは頭を離れません。
“ 豪雨被害にあわれた方々、本当に大変かと思います。
お元気で、早い復興をお祈りいたします ”
仙台に居りました時に宮城県沖地震にあい、そのときの恐怖、その後の不便さ。そして、近隣の方々との協力で徐々に普段の生活を取り戻していったうれしさが懐かしく思い出されております。
(2015年10日10日)

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11月の声を聞いた途端に風の冷たさを感じるようになりました。
紅葉が楽しみな時期にもなりましたね。
これは谷川岳の方にトレッキングに行った友人から送られてきた写真です。

そのような春とは異なった華やかさを持った時期に、今年も講師養成コースが始まりました。
様々な立場の方、様々なお仕事をお持ちの方々ですが、仲良くステップアップコースを受講してきた賑やかな5人が集まりました。
どのような講師が出来上がっていくのでしょうね。ワクワク、ドキドキです。

「講師に必要なのは好奇心とおせっかい心なのよ」と養成講座ではよく申し上げます。今回も言ってしまいました。
だって、そう思いませんか?いろいろなことに興味を持ち、情報・知識を集める好奇心がなければ講師としてやっていけませんし、どのようにしたらこの方(受講生やお客様)を素敵に仕上げていけるかしらというおせっかい心がなければ講師としての資格はないでしょう。

でも・・・、考えて見れば、そのような講師を懸命に育て上げようとしている私達の方がよほどおせっかい?

と、そのような時に、いつも文学歴史散歩の講師役を務めてくださる先生から「ウワー」というか、「へー」というべきかと言うようなお話をうかがいました。

突然ですが、織田信長が延暦寺焼き討ちなど寺社への攻撃を行っていたことはご存知ですか?
勿論、他大名との勢力争いの中のひとつの過程ということはあるでしょうけれど、武田信玄に送った手紙に「第六天魔王」と自ら署名したと言うあまり知られていない事実について触れてみてもよいかしら。

立石自身もよく理解していない世界を、しかも簡単に記載しようと言うのは、なかなか勇気が要りますが、えーイ、書いちゃエー!
仏教では「三界」と言ってこの世を大きく三つに分ける。そのうちのひとつ「欲界」は6層に分かれ、その中にある「欲天」の最上界が「他化自在天(第六天)」であるとのこと。
「この天では望むことはすべてかなえられ、望み得る最高の快楽が自由自在に得られるので、ここの住人は、他人が楽しむことを自ら楽しむ、つまり、周囲の人々を幸せにすることを楽しむ世界だと言う。」といただいた資料には書いてありました。
この「他化自在天」は欲界全体にわたって楽しみを与え、衆生が楽しむことを楽しむという高尚な趣味を持っているといえる・・とかいてあります。
その自在天がなぜ仏教で「第六天の魔王」と呼ばれるのか。
仏教の教えによって人々から欲望がなくなると、楽しませるべき欲界の者達が欲界に戻ってこなくなり、さらに悟りをひらいてしまうと欲界から人がいなくなってしまう。
そのため、仏教が広がることを妨害する「第六天魔王」と呼ばれるらしい。 信長も自分自身が人を楽しませたいのに、それを邪魔する存在として寺社を排除しようとしたらしいのですね。

信長をそのような目で見たことがなかったのですが、「ふーん・・」です。 そのような視点からふと考えると、「好奇心とおせっかい心が大事な講師」を育てるのを最上の喜びとしている私達になにか通ずるものがあるような・・。 そのような好奇心とおせっかい心を身に付けることを望んでいる方々がいらっしゃるからこそ、そこに力を注ぐ私達の喜びがあるのでしょう。
信長のような妙な危機感を持たずに、自らの仕事を進めていけるのはありがたいことなのですね。

なんだかうまく表現できませんが、現在の私共の立場をありがたく思い、心をこめて今期の方々の養成に力を注いでまいります。
どのような講師陣が出来上り、どのような仕事の展開をしていかれるのか楽しみにしていてください。
(2015年11月10日)

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私達は他人と話しているとき、その言葉よりも表情から相手の意思・考えを読み取ろうとする、とよく言われます。
「だから、顔の表現は大切なのよ。誤解されるような表現はしていませんか?そのようなつもりはないのに顔の筋肉が動かないために不機嫌と見られていませんか?」・・・などと私達もよくフェイスストレッチングセミナーのときに問いかけて、話に入っていきます。

先日の新聞に下記のような記事が載っていました。ちょっと興味のある内容だったので記載してみます。

『京都大大学院教育学研究科の明和政子教授(発達科学)らのグループは、ヒトが相手の表情を見て何を考えているか推論する「顔を読む」能力が生後3歳半ごろに身につけられると発表した。研究成果は5日、米科学誌「プロスワン」(電子版)に掲載された。
ヒトが乳児期から相手の表情をよく見ることは分かっていたが、大人と同様に顔から心理状態を読み取る能力がいつごろ身につくかは不明だった。
言葉を通じて相手の心理を理解する能力は4歳~4歳半で獲得されると過去の研究で判明しており、グループは視覚を通じた推論能力はもう少し早い段階で身につくと推定。(毎日新聞11月5日)』

いろいろな年代のヒトやチンパンジーに様々な映像を見せ、登場人物の表情を目で追う時間を比較したとのこと。映像上の人物が予想外の行為を行ったときに、成人同様に注目が集まる傾向も3歳半児に見られたとのこと。「それは何?どうして?」と行為者の気持ちを表情から読み取ろうとしたわけですね。
「心の状態を意識的に推論し、理解しようとしているためと明和教授は分析した」と書いてありました。

と、なると、相手が幼児であっても、顔から心のうちを推測されてしまうのですね。
その表現力を支えている表情筋を柔軟にして、孫世代とも良いコミュニケーションをとって行きたいです。
と同時に、この子達が相手の心理を読み取ろうとする行為を、こちらもしっかり観察しようかしら。・・・それも読み取られてしまう?

ややこしくなってしまいましたが・・・。 では、久しぶりでエクササイズを三つほど。 顔を柔軟にするために、筋肉を大きく動かすエクササイズを取り上げてみました。
やっていただいたことのある選択ですが。

1.小頬骨筋
  頬のシェイプアップ(頬のたるみを押さえ引き締める)

    ① 右側だけ口角を上げ、右目を閉じる 5秒
    ② そのままで            5秒
    ③ 自然の表情にもどす        5秒
    ④ 左側も同様に行う         5秒
    (3回繰り返します)

2.口角挙筋
  口元を美しく(小鼻の横から口の両端へ伸びるしわの予防)

    ① 歯を巻き込むように唇を合わせ、外側に引く 5秒
    ② 唇の噛み合わせを少しゆるめる       5秒
    ③ 口をすぼめてO型をつくる         5秒
    ④ そのままで                5秒
    ⑤ 自然の表情にもどす            5秒
    (3回繰り返します)

3.眼輪筋・眼窩部
  張りのある目元に(はれぼったい瞼の解消)

    ① 軽く目を閉じる         3秒
    ② 少し強く閉じる         3秒
    ③ さらに強く絞り込む       3秒
    ④ そのままで           5秒
    ⑤ 自然の表情にもどす       5秒
    (3回繰り返します)

(2015年12月10日)

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明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします


皆様もそろってよいお年をお迎えになられた事でしょう。
今年もまたこのページでは立石が勝手にあれこれと書かせていただきます。
ご意見などのある方はぜひお寄せください。

歌舞伎座

歌舞伎座

少々戻った話題になりますが、12月と言うのは芝居好きにとってはそわそわする時期ですよね。
12月11日(旧暦11月1日)は芝居の世界の正月元旦に相当し、この日から行われる興行が「顔見世狂言」で、劇場の飾り物も一段と華やかです。 (現在はどの劇場でも月初めから行われる?)
なぜ11月1日が芝居の元旦になるのか? 
ずっと遡ると、例の「アマテラスがアメノウズメの踊りで洞窟から出てきた日だからである」と先日の新聞にも書いてありました。 京都ほどではありませんが、そのような雰囲気の中で「やはり・・!」と言う気分になり、慌しい年末に歌舞伎座に行って来ました。
(当然、現在のチケットの売り出しは数ヶ月前ですので、年末の忙しさを意識せずについ購入してしまうのですが・・)

十二月大歌舞伎

十二月大歌舞伎

昼の部は 一 本朝廿四孝 十種香
     二 赤い陣羽織
     三 重恋雪関扉         

「赤い陣羽織」は木下順二の民話劇を歌舞伎化したものですが、あとの二つは 女形の実力を充分に見せる歌舞伎でなじみの演目です。
特に「雪関扉」は何度も見ておりますが魅力的な舞踊劇で、墨染(小町桜の精)が桜の木の中にほのかに見えてくるのをいつもドキドキして待っています。 満開の桜の下で繰り広げられる傾城墨染と大伴黒主の戦い、今回は常磐津と竹本の掛け合いで高揚感のある舞台でした。

年初から何を呑気に芝居の話など・・と言われそうですが、私達の仕事も雑知識や講師自身の表現力が物を言う分野ですので、どうぞ皆様もあれこれと楽しみつつお力をつけてください。

今年も皆様共々がんばって行きましょう。
(2016年1月4日)

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・・・と言うような話題から今回のセミナーは始まりました。

久しぶりで「日本顔学会イブニングセミナー」に行ってきました。
今回のテーマは「美女と美男のイメージ~それはどう作られたのか?~」 「顔に関した話題で、最も関心が持たれ、一方で最も難しいテーマは顔の美です。」とご案内メールにも書いてありました。
顔に関わった仕事をしている身としては、やはりちょっと覗いてみたくなりますよね。
雪の予報の出ている寒い夜でしたが、会場には大勢の方がお集まりでした。

私達もよく知っている歴史的美男美女の名前が列記された資料と、スクリーンに画像や写真を映しながらの展開。
そして、いつものように軽妙洒脱な原島博先生のお話に、皆様、笑ったり、うなずいたりしておりました。

まずは表題の「美人」と言う言葉は女性の美しさに焦点をあてていますが、孔雀はオスが美しく、自分から熱心にアピールしています。それはメスが選り好みをする立場だからですね。 
と言う考えから行けば、人間では女性の美しさに焦点が当たっているのは、男性が女性の選り好みをするから・・・と言うことになりますね。
「“今までは・・”と言う但し書きが付くかな?」との先生の話の導入もどなたも大いにうなずいておりましたが、参加していた男性と女性、どちらが複雑な思いだったかしら。

表題の美人の条件も当然女性を中心に進められました。
  「今までの歴史から」ですので、当然ですね。

話題の全部をお伝えすることはできませんが、美人、美人、と言ってもその条件は随分変わってきたのですね。
■高松塚古墳の絵を見ても、吉祥天像を見ても、太眉、かぎ鼻、口が
 小さく下膨れ・・です。
 平安朝の美人図も色白、ぽっちゃり、肥満型です。肥満は富&高貴
 な身分の象徴だったとか。
 それは安産の証でもあり、その頃の一般女性はやせていた。
■中国でも唐の時代には肥満が好まれた。(楊貴妃像を見ても)
■日本のその後の進展を見ていくと、源平時代を経て戦国時代に入る
 と、お市の方、ガラシャ夫人の絵などはもう下膨れではないですね。

■そして江戸時代に入ると浮世絵が美人の条件を決めていたと言え
 ます。歌麿の美人画は完全に「瓜実顔(うりざねがお)」です。
 柔らかなものばかりを食べていると頬も下がってくる?ここでは
 もう「瓜実顔」が高貴な顔と認識されていたようです。
 正室より側室のほうが横に広い(側室は一般の人だから)

■そして明治三美人(陸奥亮子・戸田極子・大山捨松)
 大正三美人(九条武子・柳原白蓮・江木欣々)
 戦後三美人(山本富士子・原節子・岸恵子)を経て、
 美人コンテストなどもあれこれ行われるようになり、
 やがて高度成長と共に芸能界もアイドル全盛期を迎える

AKB48

AKB48

■そして世紀末 女性上位のトレンディーな時代へ!
 男性はオタク化?
 芸能界でもまずは主役として女性が選ばれ、その相手役として
 男優を選出
■理想の顔立ちも現在はAKB48が見本にまでなってきた?
 東大名誉教授の原島先生がAKB48の写真を見ながらすらすらと
 個人名を挙げていたのには皆驚き!

と言うようなお話がもっともっとたくさん!「ついでに男性も・・」と美男についても少しずつふれながら大急ぎの2時間でした。
原島先生のお話をもっとうかがいたいと思うのと同時に、私達も様々な観点から顔について探求してみたら楽しいでしょうね。

そして、フェイスストレッチングの分野でも「現在理想とされている顔立ちを造るには、このような組み立てのエクササイズを!」と売り出しますか?

どうぞいろいろとチャレンジを!!
(2016年2月10日)

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いろいろと寒暖の差や強風の多かった初春でしたが、三月の声を聞くと、さすがに春らしい陽気になってきますね。
陽ざしも明るく、思わず空を見上げたくなります。そのような時、私達はどのような顔をしているのでしょう。想像をしたこともありませんが、きっと柔らかな微笑を浮かべていることでしょう。

又、他人との接点においても「始めまして・・」と挨拶をすることが多い時期でもあります。
其の時も良い笑顔で? その最初の印象がその後のお付き合いにも大きく影響を与えて行きます。仕事上も私生活でも。
この大切な時のご自分の顔の表現を意識していらっしゃいますか?
自分の目で見えないものは、つい意識から外れてしまいますが、普段からちょっと気にかけておきたいですね。
「表情筋さん、よろしく!」と表現の感触を覚えこませて置きましょう。


笑顔はコミュニケーションの最大のツールだと言われています。
聞き飽きている・・と言う方もいらっしゃるかと思いますが、好感度の高い笑顔の練習にストローレッスンを試して見ましょう。

すてきな笑顔もふだんの訓練から。こんなレッスンもいかがでしょう。
まず、細めのストローを横に軽くくわえてください。
そのまま頬を上げていきます。口角もあがっていきましたね。
これ位が笑顔としてちょうど良いかなと思った所で10秒ほど静止。
頬の筋肉に感触を覚えこませます。
次にストローを使わずに上げてみてください。
口元もゆったり、目も優しく添えて。


やっていただいて実感があると思いますが、これは頬のリフトアップ体操にもなります。
又、頬が上っていると、余裕のある話し方をすることにもつながっていきます。
このコラム欄でも何度か取り上げておりますので、どのあたりの筋肉が関係していくのか、どのようなエクササイズが有効なのか、お解りになりますでしょう。

頬の筋肉を活用して、ぜひあなたらしい素敵な春顔を作り上げてくださいね。
(2016年3月10日)

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新学期ですね! 可愛らしい肩に背負われた新品のランドセルが、上級生に先導された列に混じって朝の通学路を進んでいきます。
我が家でも一番下の孫が今年小学生になり、3月にはランドセル選びに行ってきました。ショッピングモールの学用品売り場であれやこれやと試しながら、「このような売り場に来るのもこれが最後なのね」と少々感慨深いものがありました。

当たり前のように小学校入学時に買い与えるランドセルであり、電車の中などでも「この子も小学生なのね」と自然に判断する姿ですが、いつからこのような決まり(?)になったのでしょう。
又、日本だけなのでしょうか?日本の中でも使用していない学校も?

普段意識もしていないことがふとしたきっかけで気になってきます。
今は何でもネットで簡単に調べられるので、ちょっと見てみました。


まず、幕末、洋式軍隊制度を導入する際、将兵の装備品としてオランダからもたらされた背嚢(はいのう)のオランダ語呼称「ransel」がなまって「ランドセル」になったとされ、幕末の教練書にも兵士の背負っている鞄にランドセルの文字が見られるとの事。

通学カバンとしての利用は官立の模範小学校として開校した学習院初等科が起源とされている。当初はリュックサックのような形であったのが、大正天皇が初等科入学の際に伊藤博文が祝い品として謙譲したものが、やがて世間に徐々に浸透して今のような形になったとか。
ランドセルが全国に普及したのは昭和30年以降高度成長期を迎えた頃からだと書いてありました。

私も戦時中に疎開していた田舎で小学校に入学したのですが、其の時、通学時に持っていたのは布製の肩掛けカバンだったように記憶しています。
ランドセルを使うようになったのは東京に帰ってきてからでしたでしょう。

ランドセルについているフックなども軍用背嚢の名残であるとか・・と言う話題もあれば、最近ファッションとしてランドセルを背負ってライブステージに登場した歌手もいるとか・・、ランドセルもあれこれ忙しく世間にアピールしてきたのですね。

最近、子どもの頃の思い出としてインテリアとして残しておきたいとの希望から「ミニランドセル」として小型に再加工する業者もいるのだそうです。

平和な時代になったのですね。

「へー」と思うことがあれこれあり、妙な話題ばかり拾い上げてまいりましたが、我が家の孫の背中に納まったランドセルは、これからの6年間、彼の成長を誰よりも間近に見ていくのでしょう。 どうぞ、しっかりと見守ってやってください。

(*ランドセルに関する情報 「ウイキペディア」より)

(2016年4月10日)

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・・・なんて、なかなか楽しいタイトルのセミナーが今月末から始まります。
3回コースのチャレンジしやすい流れで、どなたも内心「うーん・・」と思っていらっしゃるテーマに取り組んでいただこうと思っております。

「三大老けライン」って何を思い浮かべられますか?
・ ゴルゴライン
・ マリオネットライン
・ ブルドックライン
異なった表現もあるかもしれませんが、どこの場所にどのように入るラインかは想像が付きますでしょう?
確かにある時期から少々気になってくる症状ですね。

へー?どんなライン? とおっしゃるまだ幸せな方のために簡単に説明をしておきます。
イラストをごらんいただけば一目瞭然ですが。

ゴルゴライン

あの有名な さいとう・たかをの漫画(と言っても立石も内容は知らないのですが)の主人公「ゴルゴ13」の厳しい顔の特徴です。目元から頬の真中を通り、耳の下の方角に向かって斜めにラインが走っています。

マリオネットライン

腹話術師が使う人形(マリオネット)は下唇からあごの部分を上げ下げすることで話をしている様子を表します。ですから当然唇の両端からあごにかけて切れ目が入っています。その部分の2本の線をこのように表現します。

ブルドッグライン

垂れ下がってきた頬が作る内側のライン、ほうれい線とも呼ばれています。
まさにブルドックの顔ですね。







お気付きでしょうか?
どの症状も「たるみ」絡みですよね。
ゴルゴラインは目元や頬の筋肉、マリオネットラインは口元や顎の下の筋肉、 ブルドックラインは頬や顎、首筋の筋肉も絡みます。
どれもそこの筋肉だけではなく他の筋肉とも関連しあっているのですが・・。

たるみがお顔の印象に大きく関わっていることはご理解いただけましたね。
では、その「たるみ」を予防し、改善していくためにはどうしたらよいのでしょう。フェイスストレッチングの経験のある方はすぐに「はーい!」と手が上りますね。
そうです! 関わりのある場所の筋肉を理論に沿って鍛え、柔軟性と伸縮性を持たせていけばよいわけです。

代表的なものをいくつか取り上げてみましょうか。

小頬骨筋

~頬のシェイプアップ~

① 右側だけ口角を上げ、右目を閉じる 5秒
② そのままで            5秒
③ 自然の表情にもどす        5秒
④ 左側も同様に行う         5秒
(3回繰り返します)

口輪筋

~口元を美しく~

① 唇をすぼめて前方に突き出す    3秒
② そのままで            5秒
③ すぼめた口を元にもどし、歯を
  巻き込んで外側いっぱいに引く    5秒
④ そのままで            5秒
⑤ 自然の表情にもどす        5秒
(3回繰り返します)

広頸筋

~美しい首を保つ~

① 背筋を伸ばし、ゆっくり天井をあおぐ 5秒
② 下唇と下あごを押し出す       5秒
③ そのままで             5秒
④ 自然の状態にもどす         5秒
(3回繰り返します)



「表情筋」というのは顔の表面近くだけでも30種類近くある筋肉を示していますので、これだけではなく様々な筋肉が絡みます。ぜひ他のエクササイズにも挑戦してみてください。
ふと鏡を見たとき、随分印象が変わってきたことに気が付くでしょう。

今回は美容的な面から取り上げましたが、顔の印象のみでなく、話し方にも、健康状態にも関わってきます。 ぜひ毎日の生活の中に取り入れて、続けて行ってください。
(2016年5月10日)

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近くにある多目的ホールで開催されたジャズのコンサートを覗いて来ました。 若い頃はジャズの全盛期だったこともあり、銀座のジャズ喫茶などにもよく通っていたのですが、最近はクラシックのコンサートに行くことはあっても、ジャズとはあまりご縁がなかったですね。

「コンサート」と銘打っていますが、ホールを使っての演奏会ではなく、ホール等に来たお客様対象の広いレストランをそのまま使用しての開催でした。 百席ほどある食事用のテーブルは満席で、コンサート前にランチを楽しむ人や、好みのドリンクを味わいながらのおしゃべりで、開催前から盛り上がっていました。まさにジャズ喫茶のムードですね。
男性も女性も数人のグループだったり、ご夫婦と見受けられたりですが、年代層は私に近いでしょうか?
もしかしたら同じ頃にジャズ喫茶に通った仲間達かしら。

さて、今回はクラリネット&サックス奏者をリーダーとしたジャズトリオで、 ギターとウッドベースが加わりました。
舞台と客席と言う距離ではなく、奏者の細かな手の動きや汗のしずくまで見て取れる演奏でしたので、鑑賞するというより中に入ってしまったような1時間半でした。
「茶色の小瓶」や「聖者の行進」など耳慣れた曲や何処かで聞いた曲のアレンジなどもあり、ガラス窓の外に広がる公園の緑を背景に、しばしの間高揚の世界に引き込まれておりました。
それぞれの演奏者も調子を合わせて・・というより、掛け合いと言うムードで観客を巻き込んでいきます。
いつの間にか手拍子を打ったり、体を小刻みに動かしたり・・と、心地よい疲れで満足して戻ってきたことでした。

このような演奏会もいいですね。私にとっては歩いていける距離ということもあり、気取らずにリラックス出来たコンサートでした。
多分又開催されることでしょう。
楽しみです。

皆様はどのような演奏会を楽しんでいらっしゃいますか?
(2016年6月10日)

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新聞やテレビを見ていても、気の休まらないニュースが多いですね。
世界経済に関わる大きな話題もあれば、何でそのようなけち臭い犯罪をするの?と言いたくなるようなニュースも・・。

同じ新聞の中に「富士詣り」と題した囲み記事があり、ほっと一息つきたくて社会面はやめてその欄に目を向けました。

落語家の方の富士講の話題などが掲載されているのですが、実際に取り上げられた場所は品川区の富士塚。
友人の主催している文学歴史散歩でその富士塚に行ったのは10年くらい前でしたでしょうか。目だったものがあるわけではなかったのに、記憶に残っている場所です。

富士山と言えば、かっては晴れた日には我が家の2階からでもその雄姿が眺められ、新鮮な気持ちにさせられたのですが、高層マンションなどがたくさん建ってしまった今、もうとても眺められる風景ではなくなりました。

昔から富士山は信仰の対象であり、江戸時代辺りは富士詣が盛んだった様ですね。
でも、旅も容易ではなかった時代、お金も体力もなかなか・・という人のために築かれたのが富士塚なのです。

地図を添えておきますが、品川神社境内にある浅間神社の左手に築山があります。『これは品川富士と呼ばれ富士山信仰団体の富士講の人たちが、富士を拝む場所として、又富士山にいけない人たちに登山の真似事をさせる場所として、富士山に似せて作った人造の山である・・』と解説書に書いてありました。
現在でも講の方々は山開きの日には白装束で登山をするようです。

私達も敬虔な気持ちで登りました。
ごつごつとした黒っぽい岩肌は富士山の本物の溶岩を使っているのだとか。
一合目、二合目・・とダンダン険しくなり・・。でも、あっという間に山頂へ。 そこから見える景色は近代的なビル群や線路ですが、でも、さわやかな風の出迎えを受け、登拝碑に手を合わせると、すっきり感がありました。

実際の富士詣は出来もなくても、このような満足感を味わってきた人たちが大勢居たのでしょう。 人間の知恵ですよね。
古い資料を探し出し、手軽な富士詣を思い出していたら、なんだか気持ちも 落ち着いてきました。

友人でも誘ってお詣りしてこようかしら。
(2016年7月10日)

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梅雨明けと共に大変な暑さが続いていますが、
皆様お変わりなくお過ごしですか。
暑さばかりでなく、なんと慌しい夏なのでしょう。

まず、ちょっとうれしいニュースとしては、我が家の近くにある高校が全国高校野球東東京大会決勝で延長戦の末、逆転サヨナラ勝ちで甲子園への道を確保しました。肩に力を入れてテレビに見入っていた私も「あー、疲れたー・・・」。

参議院選挙に続いて炎天下の都知事選挙、その結果、初の女性都知事誕生! 
米大統領選挙に絡む候補者選出、こちらはこの後どのようになるのでしょう?

リオオリンピック開幕!

そして、ここへ書くのもつらいのですが、津久井の障害者施設での信じられない大きな事件もありました。

私共の会社も決算期と言う数字と格闘する時期でした。
フェイスストレッチング協会代表としても、プロの仕事人を対象とした少々気の張るセミナーを担当させていただきました。
又、今回はなぜかブライダルに関わる異なった観点からの研修・セミナーに続いて参加させていただく機会があり、詰め込みきれない専門外の知識をあれこれと伺い、この分野に関わる方々の大変さを思ったことでした。

個人的にも、それらの間に盆参りがあり、先祖代々の菩提寺への供養瓦寄進の手続きがあり・・・。
そして新日本フィルのサマーコンサート。立石の大好きなラヴェルの「ボレロ」が演目の最後を飾っていますので、行かないわけにはまいりませんね。

各地で華やかな花火大会も開催されます。

どの件に関しても大きなテーマとして取り上げたいのですが、どれもしっかりと書くだけの余裕がなく・・ふゥ~・・というところが本音です。

もう~、今回は皆様とご一緒に久しぶりでエクササイズを行って、顔の凝り、肩の疲れをほぐしましょう! 
お付き合いくださ~い。

エクササイズ

全体を流して行ってほしいのですが、ここでは少々大きく筋肉を動かすトレーニングを取り出してみました。
身体をリラックスさせて、ゆっくりと筋肉を動かしてくださいね。

1.大頬骨筋 頬のシェイプアップ(頬のくぼみ、ミゾの解消)

① 口を大きく開ける         5秒
② 口角を上に引き上げる       3秒
③ そのままで            5秒
④ 自然の表情にもどす        5秒
    (3回繰り返します)

2.広頸筋 美しい首を保つ(首のしわの解消)

① 背筋を伸ばし、ゆっくり天井をあおぐ 5秒
② 下唇と下あごを押し出す       5秒
③ そのままで             5秒
④ 自然の状態にもどす         5秒
(3回繰り返します)

3.胸鎖乳突筋 美しい首を保つ(すっきりした首筋をつくる)

① 首を右いっぱいに回す   3秒
② そのままで        5秒
③ 左いっぱいに回す     5秒
④ そのままで        5秒
⑤ 自然の状態にもどす    5秒
(3回繰り返します)

(2016年8月5日)